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2013年10月25日金曜日

英国ネットブランドASOSの中国OPENとテストマーケティング



いつもわくわくする動画を放り込んでくるASOSですが、最近ロシアでサイトOPENしました!
そして、この動画にあるように中国は着々と準備中のようです!

                   ASOS
                              https://www.youtube.com/watch?v=BuVO6odamHI


<ASOSとは?>               http://us.asos.com/
・2000年に英国でスタート。
・2012年の売上700億円、営業利益60億円。
・実店舗を持たないネットブランド。
・世界に配送可能で、配送料は無料。
・ASOSとはAsSeenOnScreenからとっている。
・TVや映画やネットに登場したファッションを手頃な価格で商品化していく。
・デザインから商品が生産、自社倉庫に届くまで に約4週間。
・SPAブランドよりも遅いこのブランドの強みは「ソーシャルメディアの活用」。
・ユーザーの約20%はモバイルユーザー。


さて、このASOSはまだ中国でローンチしてませんが、C2Cの淘宝網では既に活発に取引されています。
今春に中国上陸というニュースが出るやいなや、急にASOSという商品の取引が増えてきます。
ほとんど偽物でしょうね(笑)
以下のグラフを見ればわかりやすいと思います。


客単価も高く(308RMB)、直近3ヶ月では淘宝全体で128位と急上昇です。
直近月では月間6000万円以上の取引があります。
何度も言いますが、まだ中国で本家のASOSは販売していません。
以下のように勝手に取引している人たちがなぜか大連付近に集中しています、
なぜでしょうね??



「中国市場でのテストマーケティングの方法は?」とよく質問されます。
日本の方に聞かれるのが、中国市場で自社商品が売れるのかどうか、試してみたいので
越境でECとマーケティングしてみようかなどど言われたり、そんなサービスを提供する会社もありますが、僕にはあまりぴんとこないです、中国で売れそうなものは、アグレッシブな中国人がすでに、上記のASOSのように勝手に偽物を作るなり、代理購入なりですでに販売しています。
なので、まずは淘宝網であなたのブランドが取引されているのであればテストマーケティングすることもなくニーズはあるのです。ぜひ淘宝網の検索窓で自分のブランド名を入力してみてください。
  (上記の図は淘宝網のプラットフォームでASOSを取り扱っているC店舗数の推移です)


じゃあ、全然取引されていないブランドはどうなの?となりますが・・・。
まあ仮に越境でプロモーションして、越境ECスキームで販売し、売れ行きよくなってくれば、また上記のように淘宝網のC店舗が勝手にあなたのブランド名で販売してきます。
C店舗側からすると、プロモーションしてくれてありがとう!あとは俺たちが刈り取るよ!ってな感じです。
いずれにせよ、中国本土でしっかりとブランディングして、ユーザーの近くで商売しない限りは
本当の成功はあり得ないってことです。
そうしないと、淘宝網のC店舗が勝手に価格をコントロールして市場を支配してしまいます。

話は中国に戻りますが、このソーシャルメディアを駆使したASOSとソーシャルメディアが大好きな中国人との相性は抜群だと思います!

中国市場で難儀しているブランドさんは、
ASOSを見て自分たちに何が足りないのか一度考えるといいかも・・・。

   ASOSのアドバイザースタッフも楽しそうな雰囲気!






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